本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

一生懸命!

 本堂に小さな黒いくず?

 よく見ると、チョウチョの羽の一部か?

 『 もしや、銀太メ、捕まえたのか? 』

 『 クッソ― 』 と思いつつ探してみると、

 本堂の隅に、羽をぼろぼろにされたチョウチョが横たわっている。

 まだ生きている。でも、もう飛べない。

 生まれた所で休め! と、抱き上げる。 山椒の木のところへ、

 しかし、手から離れようとしない。

 あなたの虫のころから見つづけてきた、私がわかるのだろうか。


 命がけで生きた短い一生、でも、山椒の木には次の虫が生まれている。

 『 あなたの次の命が生まれてますよ ! 』

 本当に命をかけて生きている。

 蜂の世界も、オス蜂は交尾を終えると死んでしまう。


 私たちもよく 『 一生懸命やります ! 』 というけど、

 本当に、人間に命を懸けてやることなどできるのだろうか。

 振り返ってみると、確かに先人達は皆、命がけで生きてきた。

 今は、豊なのか、なんなのか、

 生きるという 『 いのち 』 がぼけている。

 現代と言う時代、命がけで生きてないのは人間だけのような気がする。

 あの小さな虫でされ、次に命をつなぐ為に、必死だ!命がけで生きている。


 チョウチョ君も短い一生だったかもしれません。銀太が捕まえなければ、

 もっと、空を飛べたのに、

 ごめんなさい!  銀太には言い聞かせました。

 でも、一生懸命の命を見せてくれたことに感謝します。 ありがとう。


 余談ですが、『 必死 』 という字も 

 『 必ず、死ぬ 』 と書きますよね。