本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

ウミガメ仙人 !?

 最近、 「 ウミガメ 」 というあだ名がつきました。

  エエッ  と聞いてみると、

どうも、つるんとした顔の形と、

なによりも、顔のシミがウミガメの模様と似ている

ということでした。

 言われて、鏡を見てみると、 … そうなのか ???

 

 そういえば、今日の新聞には、

最大級のウミガメ 「 オサガメ 」 が定置網に掛かったそうで、

介護の手もむなしく脱水症状で亡くなったそうです。

 

 お経の中にも、 「 亀 」 はいろいろな場面で出てきます。

そして、余談ですが、

戒名とかつける場合にもいろんな約束事があって、

だいたい動物の名前とかはつけません、

が、 「 亀 」 とか 「 鶴 」 とかは

使ってもいいということになっています。

 大海の中でお経を背中に乗せて運んできたということもあります。

それから、こういう譬え話をお釈迦さまが話されます。

 「 大海の海の底に目の見えない亀が住んでいた。

   その亀は百年に一度、海の底から出てくるという、

   その時、海の上に穴の開いた木片が浮かんでいた。

   その亀が海の上の顔を出したとき

   偶々そも木片の穴に顔を出した。」

 

 この話は 「 盲亀浮木 」 という、

めったにないことの喩として有名な話です。

しかし、さらに深めて仏教ではお経の最初の言葉に、

 「 無上甚深微妙法  むじょうじんじんみみょうほう

   百千万劫難遭遇 」 ひゃくせんまんごうなんそうぐう

という文句で始まります。

 仏の教えに遇うことの難しさ、

まして、人として生まれることの難しさ、

を述べているのです。

 何気なく使っている、

「 ありがとうございます 」 という言葉も

「 有り難うございます 」 と漢字で書きます。

 これもお経の言葉で、

有ること難し ( アルコトカタシ )

有りうべからざることが有るという、

人として生まれることの難しさを述べた言葉です。

 

 ま~   ウミガメ仙人でも

亀は仏教では大切な動物ですから、

いいことにしましょう。